犬を飼う準備をしよう!
今回はこれから初めて犬を家族として迎え入れようと思っている方々へ向けて
『犬を迎える準備』をテーマに記事を書きたいと思います。
昔は番犬として外で飼われていた犬ですが、今ではほとんどが室内飼いになるなど時代の変化を感じますね。
近年、犬の飼育頭数は年々減少傾向にあるとペットの飼育実態調査などの統計がでています。しかしそんな中、ここ数年の社会情勢の変化により在宅勤務が増えたりとお家で過ごす時間が増え、また少しづつペットブームがきているとも言われています。
5つの自由(five freedoms)
皆さんはアニマルウェルフェア(動物福祉)の『5つの自由(five freedoms)』という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉は、人の飼育下にある家畜動物や飼育動物に対して1960年代に英国で定められた5つの基準のことです。
健康を維持するために必要な栄養を十分に摂取できる環境、いつでも新鮮なお水が飲める環境
衛生面や温度管理が整っていて、ゆっくりとリラックスできる環境
普段からの健康管理や、怪我をしたり病気になった時にすぐに治療をしてもらえる環境
怖い思いや苦しい思いなど精神的苦痛から守る環境
動物本来の習性や行動が正常に行える環境
私は動物を迎え入れるうえで、この5つの自由は何よりも大切だと考えています。
今回のペットブームもそうですね。
在宅勤務勤の間は一緒に過ごせる時間が増えるのでとてもいいと思いますが、
では在宅勤務ではなくなった時はどうでしょう…。
今までずっと一緒に居たはずの飼い主さんが朝から夕方まで居なくて、
お留守番中はケージの中で過ごす毎日…。
とても不安だし退屈ですよね。
体の健康も大事ですが、心の健康もとても大事です。
是非家族として迎え入れる前に、今の生活や今後の生活のことを
犬の立場になって考えてみてください。
そして、迎え入れた犬を最期まで責任をもって大切にするという覚悟も必要です。
さて、犬を迎え入れる心の準備ができたら
必要なものや環境を整えていきましょう!!
必要なもの
①フード
②食器(水飲み用、フード用)
③トイレ(ペットシーツ、トイレトレー)
④サークル
⑤クレート
⑥首輪、リード
⑦おもちゃ
※誤食しないよう大きめのおもちゃを選びましょう
(目安は口の2倍以上大きいもの)
⑧ブラシ
⑨シャンプー
環境の整理
・食べてはいけない物や誤食しそうな小物は犬の届かない高い場所に移動するか、引き出しにしまう。
☆一度犬の目線になって周りを見てみると見えない危険に気付けるかもしれません!
・脱走しない様に玄関に柵をつける
・犬が遊んでいる時に滑って足を痛めない様にジョイントマットや滑り止めの床ワックスを塗る
・電気コードやテーブルの足など噛まれて危険な物、動かせない物にはカバーや柵をつけたり、ビターアップル(しつけ剤)をかける
犬選び
犬選びはとても重要です!
犬種や育った環境によって、配慮が必要になってきます。
入手時期
早い時期に母親や兄弟犬と離された犬は精神的にも体調面でも不安定な子が多いです。
8週齢頃までしっかり母犬や兄弟犬と遊びながら噛みつき抑制をしたり、犬同士でのコミュケーションを学んだ子を選ぶほうが飼いやすいでしょう。
入手先
愛護センターや保護施設、ペットショップやブリーダーなど様々な場所から入手できます。
生まれ育った環境によって人間社会の様々な刺激に対して過剰に反応してしまう子もいます。初めて犬を迎え入れるのであれば、迎え入れる子がどういう環境で育ったのか、衛生面やお世話をしている人の犬への接し方など実際に見せてもらい判断出来る場所を選ぶのが良いかもしれません。
犬種
犬は2㎏ほどの小さな犬から60㎏にまで成長する大きな犬まで大きさが様々です。
犬種によって、なりやすい病気や必要な運動量、食費や医療費のコストなども大きく変わってきます。
迎える前に、気になる犬種について調べてみましょう!
性別
犬も人と同じで様々な性格の子がいますが、どちらかというとオスのほうが運動量や攻撃性が高いといわれています。マーキングなどトイレの問題も多いので犬を初めて犬を飼う方はメスの方が飼いやすいと思います。
今回は初めて犬を飼う方へ向けて記事を書きましたが、この記事を読んで少しでも犬の目線になって何かを考えるきっかけになったり、分からないこと、不安なことが解決してくれれば嬉しいなと思います☆